インド映画史上歴代最高興収を達成、日本でも限定公開ながら噂が噂を呼び、《絶叫上映》イベントも話題となって異例のロングラン・ヒットを記録、多くのファンを 熱狂させた驚異のアクション・エンタテインメント『バーフバリ 伝説誕生』。その待望の続編にして完結編、それが『バーフバリ 王の凱旋』だ。
本年4月28日の本国および世界各国での公開以来、10月現在インド国内興収111.51億ルピー(約191.78億円)、世界興収2億6,700万ドル(約302億円)を稼ぎ出し、インド国内 興収歴代1位をはじめ前作のすべての記録を塗り替え現在も記録更新中、全米公開では週末興行成績で初登場第3位となるなど、今も全世界で“バーフバリ旋風”を巻き起こして いる本年度最高の話題作である。
今年歌舞伎「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」にもなって注目されている古代インドの神話的叙事詩「マハーバーラタ」をベースに、『マッキー』(12)などのインド映画界 の鬼才S.S.ラージャマウリが創造した新たなる神話的世界。数奇な運命に導かれた伝説の戦士バーフバリ。祖父、父、息子、三代に渡る、宇宙最強の愛と復讐が、ここに想像を 遥かに超えた興奮と感動のフィナーレを迎える!

遥か遠い昔、インドに栄えたマヒシュマティ王国。自らが伝説の英雄バーフバリの息子であることを知ったシヴドゥは、父の家臣カッタッパから、 ある裏切りによって命を絶たれ、王座を奪われた父の悲劇を聞かされる…。カーラケーヤとの戦争に勝利を収め、国母シヴァガミから王位継承を託されたアマレンドラ・バーフバリ は、自ら治めることになる国を視察するために、信頼する忠臣カッタッパと共に身分を隠し、旅に出る。その旅でバーフバリはクンタラ王国の姫デーヴァセーナと恋に落ちるが、 王位継承争いに敗れたバラーラデーヴァは、バーフバリとデーヴァセーナの仲を裂き、バーフバリを王座から引き降ろすべく邪悪な策略を巡らしていた。やがて、王位を奪った バラーラデーヴァはバーフバリと生まれたばかりのその息子の命をも亡きものにしようとする…。父バーフバリはなぜ殺害されなければならなかったのか? 母デーヴァセーナは なぜ25年もの間、鎖に繋がれていたのか? すべてを知ったシヴドゥはマヘンドラ・バーフバリを名乗り、暴君と化したバラーラデーヴァに戦いを挑む!

1979年10月23日、タミルナードゥ州チェンナイ生まれ。父はテルグ語映画のプロデューサーで、叔父は70年代から90年代前半にテルグ語映画界で“レベル・スター”と呼ばれ 人気を博し、その後政治家となった映画スター、クリシュナン・ラージュ。その甥であり、ハンサムかつ189cmの長身という恵まれた容姿もあいまって映画界から白羽の矢が立ち、 02年に“EESHWAR”で主演デビュー。主演3作目の人気女優トリシャーと共演したラブストーリー“VARSHAM”が初の大ヒットとなってCineMAA賞などで主演男優賞に輝き、“ヤン グ・レベル・スター”の愛称も得て一躍テルグ映画界のトップ・ヒーローの座に躍り出た。その後、05年に初めてS.S.ラージャマウリ監督と組んだ“CHATRAOATI”は、興行100日 を越えるロングラン・ヒットとなった。09年の“BILLA”ではアヌシュカ・シェッティと初共演、プロデューサーも兼ねた叔父のクリシュナン・ラージュとも共演、12年の“REBEL” ではタマンナーと初共演、13年の“MIRCHI”ではアヌシュカ・シェッティ、サティヤラージと共演、同作も興行100日を越えるヒットとなり、テルグ映画界最高賞ナンディ賞の最優 秀主演男優賞などを受賞した。主演作はほとんどテルグ語映画だが、そのほぼすべてがヒンディー語吹替版も製作され、その人気は全インド的なものとなっており、『バーフバリ』 2部作の大成功で人気と知名度はさらに国際的なものとなった。現在製作中の最新作はテルグ語、タミル語、ヒンディー語版が同時に製作される注目の若手監督スジートに よる“SAAHO”。
1981年11月7日、カルナータカ州マンガロール生まれ。 バンガロールの大学でコンピュータ学科を卒業、同時にヨガ・インストラクターとしての訓練も受けた。05年にテルグ映画 界のビッグ・スター、ナーガールジュナ主演の“SUPER”で映画デビュー。翌年、同じくビッグ・スター、ラヴィ・テージャ主演、S.S.ラージャマウリ監督“VIKRAMARKUDU”のヒロ インに起用され、同作は100日を越える大ロングラン・ヒットとなり、ヒンディー語、タミル語、カンナダ語、ベンガル語などの映画界で6本のリメイクが製作される伝説的作品と なった。その後、テルグ語映画界を中心に男優が主演の典型的なマサラ・ムービーのヒロインとして数多くの作品に出演するが、09年の伝奇ホラー“ARUNDHATI”では、世代を超え て悪霊と戦う主人公を演じ、フィルムフェア賞の最優秀テルグ語映画主演女優賞を受賞、映画も爆発的大ヒットとなって南インド映画界にホラー・ブームを巻き起こし、インド映画 界でも数少ない単独主演女優となった。10年にはスーリヤ主演のタミル語アクション“SINGAM”のヒロインとして出演、同作は大ヒットして同じ顔ぶれで13年と17年に2作の続編が 製作され、タミル語映画史上最大のシリーズとなった。その後、13年の“MIRCHI”でプラバース、サティヤラージと共演、14年には『リンガー』で“スーパースター”ラジニカーント と共演、『バーフバリ 伝説誕生』直後に主演した15年の3D史劇超大作“RUDHRAMADEVI”ではラーナー・ダッグバーティと再共演し、数多くの映画賞で最優秀主演女優賞を受賞する など、演技と美貌を兼ね備え、アクションもできる“レディ・スーパースター”との異名をとるビッグな存在となっている。
デビューから15年で出演作は47本、日本公開作には他に『神様のくれた娘』(11)がある。最新主演作は現在ポストプロダクション中の現代スリラー“BHAAGAMATHIE”(17)。
1984年12月14日、タミルナードゥ州チェンナイ生まれ。祖父も父もテルグ語映画界のプロデューサーで、父方の叔父は『愛と憎しみのデカン高原』(97)などのテルグ語映画界の スーパースター、ヴェンカテーシュ。
04年にプロデュースを手掛けたテルグ語映画“BOMMALATA”でナショナル・フィルム賞最優秀テルグ語映画賞を受賞、さらに06年の“プリンス” マヘーシュ・バーブ主演のテルグ語映画“SAINIKUDU”では視覚効果コーディネーターとしてナンディ賞最優秀視覚効果賞を受賞するなど、異色の経歴を経て、10年にテルグ語政治的 ドラマ“LEADER”に主演してフィルムフェア賞最優秀南インド新人男優賞、CineMAA最優秀新人男優賞を受賞。続いて2作目にはボリウッドに進出しヒンディー語犯罪スリラー “DUM MAARO BUM”で『チェイス!』のアビシェーク・バッチャンとのダブル主演を果たし、Zee Cine Awardの最優秀新人男優賞を受賞してトリウッド(テルグ語映画界)とボリウッド を股にかけて活躍する人気俳優となる。12年の“KRISHNAM VANDE JAGADGURUM”では南インド国際映画賞最優秀男優賞を受賞。『バーフバリ 伝説誕生』(15)では南インド国際映画賞 とインド国際映画アカデミー賞で最優秀悪役賞、アジアビジョン賞で最優秀男優賞を受賞した。同年アヌシュカ・シェッティ主演の歴史超大作“RUDHRAMADEVI”(15)でも大役を 演じ、テルグ語、ヒンディー語が同時製作された潜水艦戦争アクション超大作“THE GHAZI ATTACK”(17)に主演、大ヒットをものにした。現在全インド映画界から出演が殺到中の 注目の俳優である。
1970年9月15日、タミルナードゥ州チェンナイ生まれ。南インド映画界全般からボリウッドまで、出演本数200本を超えるインド映画界の人気女優。幼い頃からインド古典舞踊を 習得し、舞台に立っていた。84年、13歳のときにマラヤーラム語映画“NERAM PULARUNBOL”に出演するが、同作は86年の公開となり、85年公開のテルグ語映画“VELLAI MANASU”が 実質的なデビューとなった。その後、テルグ語映画を中心に数多くの作品にヒロイン、あるいは歌曲シーンに特別出演。日本ではなんといっても“スーパースター”ラジニカーント 主演の『パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ!』(99)の衝撃的な悪のヒロイン、ニーランバリ役で知られるようになった(当時の表記はランミヤー・クリシュナン)。95年の “AMMORU”など、その強烈な目力で宗教映画やホラー映画で女神役を演じることも多く、根強い人気を誇るベテラン女優。夫はテルグ語映画を中心に活躍する監督クリシュナ・ヴァ ムシ。タミル語映画での表記はRAMYA KRISHNANとされることが多い。
1958年3月5日、タミルナードゥ州ナッタム生まれ。 学生時代から演劇に興味を持ち、チェンナイの映画学校で学ぶ。85年にK.バーラチャンダル監督の“KALYANA AGATHIGAL”で 映画デビュー。その後、タミル語映画界を中心に南インド全般、ボリウッドからハリウッドまで幅広く、250本以上の作品で善悪様々な役柄を演じているインド映画界屈指のバイプ レイヤー。特にマニ・ラトナム監督の『ナヤカン/顔役』(87)、『ロージャー』(92)、『ボンベイ』(96)などで印象的な演技を披露、その他、『インディラ』(95)、 『ジーンズ 世界は2人のために』(98)、『パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ!』(99)、『チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター』(05)、『神さまがくれた 娘』(11)、『バードシャー テルグの皇帝』(13)、『バーフバリ 伝説誕生』(15)から、ハリウッド映画『カーマ・スートラ/悦楽の香り』(98・未)、『フェア・ゲーム』 (10)まで、おそらく出演作が最も多く日本公開されおり、また今も最も忙しいインド人俳優の一人で16年、17年は年間20本以上の映画に出演。95年のタミル語映画“AVATHARAM” など、監督作も4作ある。本編でのクレジットはNASSER。
1954年10月3日、タミルナードゥ州コインバトール生まれ。78年にカマラハーサン主演のタミル語映画“SATTAM EN KAIYIL”で映画デビュー。その後、シヴァジ・ガネーサンやラジ ニカーントら、タミル語映画界のスターが主演する作品で悪役や脇役を演じてキャリアを積み、80年代中盤に主演スターとなった。特にクシュブーやミーナをヒロインとしたコンビ 作品が人気を博した。95年には出演作125本を記念して自ら主演も兼ねた初監督作“VILLADHI VILLAIN”を発表、ヒットを記録した。2000年代に入ると新世代スターの台頭に押され、 ヒット作に恵まれなくなったが、それを機に脇役にも積極的に取り組むようになり、『きっとうまくいく』(09)のタミル語版リメイク“NANBAN”(12)ではビジャイ・アワードで 最優秀助演男優賞を受賞、そうした努力が『バーフバリ』2部作でのカッタッパ役につながり、数多くの映画賞で最優秀助演賞受賞するに至り、現在では数多くの新作の撮影を抱える 売れっ子俳優に返り咲いた。息子のシビラージも俳優として活動中で“JORE”(04)や“MANNIN MAINDHAN”(05)、JACKSON DURAI”(16)など親子共演も多い。
1989年12月21日、マハーラーシュトラ州ムンバイ生まれ。05年、15歳のときにボリウッド映画“CHAND SA ROSHAN CHEHRA”のヒロインとして映画デビューを飾り、同年テルグ語映画“SRI”、翌06年タミル 語映画“KEDI”にヒロインとして出演後、トリウッド(テルグ語映画界)およびコリウッド(タミル語映画 界)から出演依頼が殺到し、一躍南インド映画界の売れっ子女優となる。常に“インドで最も美しい女性の 一人”と評されるその美貌と存在感は高く評価されたものの当初はヒットに恵まれなかったが、09年、 スーリヤ主演のタミル語映画“AYAN”がヒットとなり、11年テルグ語映画“100% LOVE”が大ヒットと なって彼女にCineMAA賞、サウススコープ賞の最優秀女優賞をもたらした。以後、インド各地のトップス ターとの共演オファーや、劇中一曲だけの特別出演の依頼も激増するようになったが、『バーフバリ』2部 作への出演で彼女の人気と知名度はさらにアップし、現在インドで最も忙しい女優の一人となっている。 本作のプラバースとは12年の“REBEL”で共演、同作も大ヒットとなった。
1973年10月10日、カルナータカ州ライチュール生まれ。父親はテルグ映画界のベテラン脚本家V.ヴィジャエーンドラ・プラサード。CM の製作、ETVのテレビ・ドラマ演出を経て、01年にNTRジュニア主演の“STUDENT NO.1”で監督デビュー、同作が100日を越えるロング ラン・ヒットとなって一躍エース監督として注目される。2作目も同じくNTRジュニア主演の“SIMHADRI”(03)でこちらも大ヒット、3作 目のニティン主演の“SYE”は365 日の大ロングランを記録してテルグ語映画界のヒットメイカーとして常に次回作が期待される存在 となった。4作目の“CHATRAPATHI”(05) では本作のプラバース主演作。こちらも54館もの劇場で100日を越えるロングランとなった。
さらに続くラヴィ・デージャ、アヌシュカ・シェッティ主演作“VIKRAMARKUDU”(06)は、前作とほぼ同じ大ヒットとなっただけでなく、 ベンガル語、カンナダ語、タミル語、ヒンディー語、さらにベンガル語でもう2回、計6回もリメイクされる伝説的ヒット作となった。
その後、NTRジュニアと再度組んだ“YAMADONGA”(07)は92館で100日を越えるロングランと、無敗伝説をさらに加速させた。09年の “MAGADHEERA”は“メガスター”チランジーヴィーの息子ラーム・チャラン・テージャを主演に、VFXやスペクタクル・シーンもふんだん に盛り込んだテルグ語映画史上最大製作費(当時)4億ルピーをかけた超大作という大きなチャレンジだったが、それも見事に成功させ、 223館で100日ロングラン、3館が175日のロングラン、さらに1,000日を越える超特大ロングランを続ける劇場もでるなど、世界興行収入 2,300万ドル(約26億円)を記録。テルグ語映画史に残るブロックバスターとなって大巨匠ラージャマウリの名を全インドに轟かせ、フィ ルムフェア賞最優秀テルグ語監督賞、ナンディ賞最優秀監督賞、CineMAA賞最優秀監督賞などを受賞。その後手掛けた2作『あなたがいて こそ』(10)、『マッキー』(12)も大ヒットを記録、特にハエが主人公という斬新なアイデアの『マッキー』は、ラージャマウリの天才ぶりを 世界中に知らしめ、世界興収1,900万ドル(約21.5億円)をあげ、ナショナル・フィルム・アワード最優秀テルグ語映画賞、フィルムフェア 賞最優秀テルグ語映画監督賞、ナンディ賞最優秀監督賞および脚本賞など、数多くの賞を受賞した。
そうした成功を積み重ね、それらの集大成として臨んだ2部作『バーフバリ 伝説誕生』(15)、『バーフバリ 王の凱旋』(17)は、2作合計です でに世界興収3万7000万ドル(約418億円)をあげ、まさにインド映画史上最大の映画となり、『~伝説誕生』でナショナル・フィルム・ア ワード最優秀映画賞、フィルムフェア賞最優秀テルグ語映画監督賞、インド国際映画賞最優秀監督賞、南インド国際映画賞最優秀監督賞、 CineMAA最優秀監督賞など数多くの賞に輝き、『~王の凱旋』でもこれから発表される各主要映画賞での独占が予想されている。
上記のほか、父の監督作“RAJANNA”(11) ではアクション・シーンの監督を担当している。


<フィルモグラフィ>
2001 Student No.1
2003 Simhadri
2004 Sye
2005 Chatrapathi
2006 Vikramarkudu
2007 Yamadonga
2009 Magadheera
2010 『あなたがいてこそ』Maryada Ramanna
2012 『マッキー』Eega
2015 『バーフバリ 伝説誕生』Baahubali: The Beginning
2017 『バーフバリ 王の凱旋』Baahubali2: The Conclusion